※6/16(土)、6/17(日)の父の日に合わせての発送となります。
創業46年。てしま旅館は、山口県にたたずむ僅か6室のお宿です。
観光地には相応しくない立地でありながら、冬になると国内外から多くのお客様が『ふく』を求めてご来館頂いています。
『ふく』!?
本場下関では、『ふぐ』ではなく『ふく』と呼び、その字のごとく福を招くと言われます。
毎年、冬になるとてしま旅館のふくを求めにリピーターさんが来られますが、
てしま旅館のふぐ懐石ははどのような流れで出来上がるかと言うと、
『ふくの聖地』唐戸市場で水揚げから始まります。
すぐに、その場で『身欠き』と言い、ふくを捌いていき、
身とアラにして、翌日てしま旅館に到着します。
てしま旅館に届く身を、清潔な『さらし』を使用し、ふくの身を締めながらキツキツに巻いていきます。
そして、重石を乗せ熟成に入ります。
この工程が、ふぐの旨味を引き上げるうえで一番重要な工程です。
しっかり余分な水分を取り除き、しっかり寝かします。
『さらし』を巻替え、さらに寝かします。
この頃になると、
ふくの身は、タンパク質が分解され、アミノ酸が増え軟らかくなります。
その時点が、うまみ成分の『イノシン酸』の最大値なのです。
普通の魚では味わえない
牛肉と同じような繊維質の身質だからこそ熟成が必要なんですね。
いよいよ、番頭自ら鉄刺に。
てしま旅館のふく刺しは、ボリューム満点ですので、ご来館のお客様は、
これが出た時点で満足頂けます!!
そして、ご自宅まで発送いたします。
その中でも際立つのが下関産「安岡ねぎ」です。
ふぐを美味しく食べるには、欠かせないものがあります。それが「ねぎ」です。それも、下関市安岡のねぎに限ります。
安岡のねぎは、豊臣秀吉による「ふぐ禁止令」が、伊藤博文により山口県下関で解かれて以来、ふぐの薬味として、安岡で改良生産し続けてきました。
「極細でやわらかく、豊潤でくせのないその味わいは、ふぐを引き立たす名脇役です。」安岡ねぎを、寸切りにして、ふぐで巻いてお召し上がりください。
身皮とは、ふぐを3枚におろし、その身の表面を、薄く包丁で切り落としたものです。刺身にするには固いので、てしま旅館では、この身皮を、自家製のうにたれで、焼いて食べていただきます。
このたれも、山口の名品の一つである、「下関の練うに」「地元のはちみつ」「しょうゆ」「にんにく」など、様々な調味料で作った秘伝のたれです。このたれをつけて、身皮を炒めるだけ、とても美味しい一品に生まれ変わります。
鍋用の「とらふぐの身とあら」をたっぷり!!入れています。
量がとても多いので、半分は揚げ物に使っても大丈夫です。
鍋野菜は、含まれていませんが、てしま旅館では、白菜・長ネギ・しめじ・しいたけ・えのき・春菊・椎茸を使用します。食べ方には順序があり、
先に昆布出汁に、身を入れます。そして火が通ると、まずは身だけポン酢と食べます。そして、身が無くなったら、そのふぐエキスがたっぷり入った、鍋に野菜を入れて食べます。
ふぐの仄かな旨みが、野菜に染渡り、格別な美味しさに生まれ変わります。
とらふぐのヒレと、美味しいヒレ酒のレシピ
も同封してます。
熱した日本酒に、マッチで火をつけると、「ぼっ!!」っと。
てしま旅館では、アツアツのひれ酒に、鉄刺をいれて、「ひれ酒しゃぶしゃぶ」としても好評です。
鍋の後には、ふくと、野菜からたっぷり旨味が残った出汁が出来ています。
ここにご飯を入れ、(付属の山口県長門の天然塩)を入れます。
最後に溶き卵を入れ出来上がりです。
味付けはシンプルなのですが、こちらに、鍋の際に使用したポン酢を少し垂らしながら食べるのが通の食べ方なのです。
本当の事をお話すれば、是非てしま旅館にお越しいただきたいですが、
なかなか遠い・・・
ですし、関西より上ですと山口までの交通費が「ふぐ懐石」を超えてしまいます!!
また一番旅館として難しいことは、旅館の空状況と、お客様の時間のタイミングです。
もちろん2名様以上のご予約の場合は、相手様のスケジュールも影響してきます。
ですので、私たちは、てしま旅館の思いを伝えるための手段の一つとして、「ふくふくはこ」を発送いたします。
是非、この機会に本物の『ふく』の美味しさを体験して下さい!!